クレジットカードは消費を快適にするために持つものじゃないという考えです。

ライフハック

 決済手段ではクレジットカードが一番いいという話はここではもう何度か書いています。

 それは利便性のことはもちろんですが、僕はクレジットカードの決済における考え方がやはり一番好きなんだと思います。

 クレジットという言葉からは、信用という意味がなんとなく連想されますが、おそらくそういう解釈で間違いないと思います。

 要するに支払いする側(消費する側)の信用がもとに成り立っているシステムで、信用がはっきりしない消費者はそのシステムからは締め出されてしまいます。

 もちろん全てから締め出されるわけでなく、会計には現金(キャッシュ)という手段はきちんと用意されているので、クレジットが決済手段の全てを支配しているわけでもないので、システムから締め出しをくらったとしても理不尽ではないし、そこに差別の意味合いはありません。

 僕が気に入っているのは、現金を持ち歩かなくていいということだけではありません。現金を持ち歩く、持ち歩かないは、正直、あまり大きな問題ではないような気もします。

 どちらみち普段使いの金額はだいたい決まっているのだし、持ち歩くにしても、そんなにたくさん持ち歩くことは経験的にわかっているので、そこはシビアに考えたことがありません。

 また急な出費に備えてクレジットを持っている利点をうたったCMなんかも昔はよくありましたが、それも僕としては、今となってはそれほど利点を感じません。

 急な出費のためにクレジットを使う人は、そもそもクレジットを持つべきじゃないという意見もありますが、それだけでなく、僕自身はクレジットは消費を快適にするために持つべきものではないという風にも捉えています。

 キャッシュレスについての街頭インタビューなんかをテレビで見ると、その回答なんかで、キャッシュレス(クレジット)だとついつい使いすぎるから、やっぱり現金のがいいというのがありますが、その感覚がやはりある程度、間違っていると思います。

 もちろん、個人的な考え方の持ち方がありますから間違ってはいないですが、ある程度、この「使いすぎるから」と簡単に言ってのける全体的意見を是正していかないと、いつまでも経っても人は宵越しの金は持たないまま貧しさに陥ってしまうのではないかと思います。

 もちろん、これも考え方です。僕自身がそういうコツコツとしっかりした生活を好むというだけのことで、例えばせっかく旅行へ行ったら、際限なくバンバンとカードを切るという生き方はありかなしかでいうとありです。僕がありと思うわけでなく、そういう人が実際いるから、一応はありなんです。

 クレジットカードをそういう風に使わない人は、普段の消費生活のほとんどをカード払いで済ませていても、ほとんど可視化できていると思います。僕自身もクリニックの窓口以外はほぼクレジットカードです。(日本は大きい総合病院以外の街のクリニックではカードが使えません。とても残念なことです)。

 クレジットカードを毎日、使っていても何一つ問題はありません。管理という意味では、使う段階の一歩手前、生活の支出の部分から管理できているかが、とても大切なことだと思います。

 それは毎日の食事から、習慣、そして思想という風に、クレジットカードを使うことは生活、人生に深く繋がっているのだと僕は考えています。

 しかし、一朝一夕にはいかないというもの、クレジットカードとの付き合いですね。

 本当の理想は、一枚の使い勝手のいいカードを人生でずっと使い続けるということだと思います。少なくとも店ごとにクレジットカードを会員証がわりに作っている人は少し是正した方がいいかもしれません。

 作ったカードを使いながら育てるという風に捉える場合もありますが、一方では使う側の自分も教育するという意味合いもあります。やっぱり使う側の自分が勉強して、一時的なポイント還元率に踊らされたりせずにそれこそ堅実にクレジットカードを使いこなして欲しいです。

 正直、他のカードがいいなあという風に目移りする時期が必ず来ますから、そこですんなり乗り換えるか、複数枚持つ人になるかで、ライフスタイルも変わってきますね。

 社会人になった頃は、けっこう色んなことで浪費しましたが、少しずつ修正して、今に至ります。今がベストだと思いませんが、少なくとも過去の自分よりは経済状態は悪くないので、このまま緩やかな成長を続けていけるように、今の軌道をキープしたいです。

 僕の場合は学生時代に作ったカードの親会社がころころ変わって、変わって、現在、三井住友カードになったものをもう25年以上使っています。当初は正直、ダサいと言われたこともありますが、使い続けていると、カードは育ちます。

 カードが育てば、使っている自分自身も育っていきます。上手にやりくりして、カードの利点を最大限に発揮していると自負しています。キャッシュレスが主流になる以前から、クレジットカードを日常的に使い続けていたので、カード選びは大事だと考えています。

 そんな僕が今、オススメしたいクレジットカードは、やっぱりインターネット(ネットショップ)と親和性のあるカードではないかと思うのです。

 楽天カード、PayPayカード、三井住友カード。これから社会人になる人は、この3枚の中から考えてみたらいいのではないかと思います。

 一昔前なら、JALのマイルを貯めている人がわりと主流の感じもありましたが、マイルを貯める時代はなんとなく下火になりましたね。

 僕の友人で、それこそ色んな情報に長けている人なんですが、彼は旅行が好きで、ずっとJALのマイルを貯めていたんですが、先日、携帯のキャリア(Y!mobile)ごとPayPayカードに変えたみたいです。

 確かにPayPayカードは新社会人が新しく1枚目のカードとして持つには良いですね。

 楽天カードについてはもう説明は不要でしょう。楽天経済圏で生きていくなら、必須の一枚です。こちらも1枚目のカードとして持つべきです。

 三井住友カードも普通に使い勝手のいいカードですが、ポイント面では新しくVポイントが始まったばかりだから、お祭りの還元率で高めに宣伝されていると思うので、ポイントにあまり踊らされずに、それ以外で自分にとって利便性があるかないかで、カード選びはしてほしいです。

 基本的な考え方で言うと、クレジットカードはどこで買い物してもポイントが貯まるぐらいの考えでいいかと思います。200円で1ポイントというのが基本なので、そこを認識しているといいです。

 どのカードもあまりポイントに期待しないことですね。普段使いで、気づいたら貯まっていたぐらいがちょうどいいんじゃないでしょうか。

 そういう意味では上記の3枚は普通に何も考えずにどこで使っても貯まるカードなので、この中から選んでいけばいいと思います。

 他にもいっぱいありますが、大きな範囲でポイントがつく方が自由度が高いから、小売店の発行するカードや交通機関の発行するカードよりは、上記の3枚どれか選んだらいいと思います。

 もう既に複数枚持っている人は、カードを断捨離するところから始めてください。

 カードは何枚持っていてもいいんですが、やっぱり使うのは1枚です。

 使うのは1枚なんだから、持つ枚数も減ってきます。財布の中に、その1枚があれば事足りる。それが理想です。なかなか理想は遠いですが、近づきたいものです。

 

 

 

 

とわ

要介護の両親と3人暮らしです。現在は学校給食調理員をしています。前職は行政書士をしていました【2020年9月開業、2022年9月廃業の2年間】。介護で苦しかったことやこれまでのキャリアで経験した生活の知恵のようなものを雑記ブログ形式で発信しています。

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