VポイントとTポイントを連携して良かったんですが、チャージ機能が自由度を奪っています。

 先日、VポイントとTポイントが統合して、新しいVポイントとしてスタートして、僕も自らの持っているポイントを連携させて、一つにしました。

 アカンウトは連携して一つにはなりましたが、僕の認識不足のせいで、実際には完全には一つに合算はされなかったのです。

 どういうことかと言うと、以前からVポイントアプリで持っていたVポイントはチャージされたものとして換算されて、Tポイントで持っていたVポイントはチャージされる前Vポイントとして、Vポイントアプリで持っていたVポイントはチャージされた後のVポイントと、上下に二つ金額が表示されます。

 わかりにくいんですが、わかりにくいということが伝わればそれでいいと思います。

 TポイントもVポイントもどちらも活用している身としては、この二つのポイントが一つになって集めやすくなるというのは嬉しいのですが、実際、合算してみると少しだけイメージが違っていたので、自分が想定していた使い方はできなくなりました。

 チャージされたVポイントはショッピングにしか使えず、チャージされる前のVポイントは投資などにも使えるということです。TポイントとVポイントが統合してから全ポイントを投資にまわそうという僕の思惑は叶わなかったわけです。

 もっともポイントはポイントなので、どこで使おうとお金はお金なのでまた効率のいい使い道を考えればいいだけの話ですが。

 キャッシュレスの中でクレジットカードが一番使い勝手がいいというのは前回の記事で書きましたが、その考えでいくとやはりVポイントペイのチャージするという使い方(行程)が、せっかく一つになったVポイントの利便性を下げている気がします。

 本来なら集めたポイントはそのまま使えるのが一番嬉しいのですが、ネットショッピングで使うとなるとVポイントペイのアプリでポイントをチャージしないといけないので、そこが一つ手間です。

 Vポイントはネットショッピングで使うためには、AmazonポイントやAmazonギフト券や楽天ポイントのような感覚では使えないわけです(ちなみにYahoo!ショッピングでのPayPayポイントも使い勝手がいいですよ)。

 つまり大手ショッピングサイトでは貯まったポイント優先で使って、足りない時のみクレジットで補足するという使い方が主流ですよね。それがVポイントペイではできないのです。不足している場合は、足りるまでチャージしてからじゃないと決済ができないのです。不便ですね。

 不便ですが、どこでも使えるという強みもあります。Amazonでも楽天でもYahoo!でもその他に、どのネットショッピングでもクレジットカード決済のできるサイトでは使えます。

 またApple Payに設定して、リアル店舗でも使うことができます。

 これは凄い利点ですね。

 (余談ですが、Yahoo!ショッピングでは、PayPayポイントやPayPay残高で足りない部分は、クレジットカードで補足できるんです。一方、リアル店舗ではPayPayポイントとPayPay残高とクレジットカードの合算払いができるのはPayPayカードだけなんです。それだけ見ると不便ですが、ネットで使うことを考えるとPayPayポイントの使い勝手は凄くいいのです)

 Vポイントペイのチャージ機能も、たぶん、普段からチャージして支払いをしている人にとっては、不便はないと思いますが、クレジットカードが一番使い勝手がいいと思っている人にとってはチャージという考え方はとても不満なんです。

 要するにSuicaとかと同じで、決済で足りない分は、足りるまでチャージしないといけないのです。凄いストレスを感じます。かといって多い目にお金をあまり使わないアプリに入れておくのは厭です。

 これは本当にキャッシュレスの広がりの妨げになっています。僕はSuicaがあまり好きじゃありません。2024年から近鉄(僕の沿線)にもタッチ決済で乗車可能になるみたいだから、ようやくですね。Suicaに三行半をつきつける時がきますね。

 Suicaにはオートチャージとかもありますが、僕はどうしてもプリペイドの考えに馴染みません。

 あくまでも貯まっているポイントを優先で払って、足りない分はクレジットでというのが最もスッキリしていていいと思うのです。貧乏性なのでしょうか。

 もちろんVポイントも、従来の店舗では従来のTポイントの使い方はできるようです。つまり、ファミマやガストなんかだと、Vポイントでというとピッとやってくれて、ポイントから引いてくれます。

 本当はこの機能だけでよいのです。

 たぶん、先々、淘汰されて変わってくる部分もあると思いますが、やっぱりキャッシュレスへ社会全体で舵をきろうとしているんだから、色んな負荷を無くしていって欲しいですね。シンプルなのが一番いいと思います。

 PayPayも残高払いよりクレジットへユーザーを誘導しているのは、やっぱりそっちの方が利便性が高いことにみんなが気づき出したからだし、今後、そういう方向へ行って欲しいです(ただPayPay残高はある程度、市民権を得ているので、他のチャージとは少し違います。が、これはまた別の機会で)。

 正直、クレジットカードに慣れすぎると、チャージするのはATMで現金おろすのと感覚は同じようなものです。

 もっとも現金主義の人はそれはそれでいいと思います。そういう人はお金に対する哲学がきっとあるだろうから。

 現金には依然、現金主義の人の思想を全肯定する圧倒的なパワーがあります。なので、現金主義の人を僕は、否定的に捉えていません。そういう人は本当に世の中にいて、やっぱり、現金と同じように圧倒的パワーのある人々です。

 僕が厄介だなと思うのは、ただキャッシュレスをレジで現金を使わない支払い方法のことだと思っている人が多すぎることです。こういう人たちのためにチャージ機能とかが残るんじゃないでしょうか。

 レジの横で現金でチャージしたり、レジで現金出して、カードにその場にチャージとか、よく見ますが、そんな手間をかけるより、そのチャージするために出した現金で決済すればシンプルでいいと思いますよ。 

 僕自身は基本的にはクレジットカードを使っているから、これまでも普通使いで、どこで支払いしても200円で1ポイント貯まっていたので、あんまりVポイントとTポイントが一緒になっても影響を受けないからいいんですが。

 支払いをクレジットカードに絞ったら一番、楽だし、たぶんポイントも分散しないからキャッシュレスはやっぱりクレジットカード一枚で生活するべきだと思います。

 三井住友カードか、楽天カードか、PayPayカードか、このあたりならなんでもいいと思います。

 一枚を選んだら、それをずっと使い続けるというのがいいのではないでしょうか。特にこれから一人暮らしする若い人は、あちこちでカードを作らずに、長く使えそうなカードを一枚選んで、使ってください。

 僕は大学時代に電話回線を家にひくためローンを組むのに初めて作ったOMCカードが25年使い続けて、出世して出世して、この春、三井住友カードに名称変更となり、ポイント利率も従来通りでかなりいいです。

 ポイント貯めるぞという意気込みもなく、普通に生活していたら、貯まっていた。

 これぐらいの感覚でいいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

とわ

要介護の両親と3人暮らしです。現在は学校給食調理員をしています。前職は行政書士をしていました。介護で苦しかったことやこれまでのキャリアで得た生活の知恵のようなものを雑記ブログ形式で発信しています。資格は行政書士、簿記3級、FP3級。

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