いくつか資格を取得したけれど、結局、簿記3級が最も役に立っている気がします

キャリア

 簿記3級の勉強は、行政書士の資格を取得した後に、開業に向けて何から準備をしたらいいのかわからなかったからとりあえず始めました。

 自分で事業を始めるのだから、簿記ぐらいはわかっていた方がいいだろうと誰かに言われたのか、ネットの記事に煽られたのか、たぶんネットの影響かな。色々と調べているうちに行政書士には会計記帳を業務として受託することができるので、先々のことを考えてもやっぱり僕は勉強しておこうと思って始めたのだと思います。

 通信の教材を購入して、一生懸命、勉強したのですが、運が悪く、当時はコロナ禍の真っ只中で、僕が照準を合わせていた試験日が全国的に中止になりました。これには参りました。

 それで、次に受けるかどうかの段階で日にちが経っていき、コロナ禍でしたが、やっぱり開業することになり、それと同時に会計ソフトのfreeeを導入したので、わざわざこれから試験日まで調整して簿記3級を取得することもないなあと思って、一旦は簿記3級は取得を諦めていました。

 簿記の教材を買った頃には、計算機もSHARPの使いやすいのを買って、やる気満々だったんですが、なんとなく今、資格に力を入れるべきじゃないというのが、開業したばかりの僕にはありました。

 それにfreeeがあれば、簿記の知識はなくても何の問題もなく、自分一人で会計を管理できることがわかったので、せっかく3ヶ月みっちり勉強した簿記でしたが、この先、会計業務さえしなかったら要らないかな、ということで、そこで自らの専門の業務へ集中するように切り替えました。

 会計ソフトは大きく三つありますが、僕はfreeeを使っていました。Macが使えることと、スマホでの処理が評判が良かったので、freeeにしました。年間契約での価格もfreeeが最も安く使えたと思います。freeeはスマホでの処理は凄い良かったです。

 スマホで入力する会計は楽しかったのですが、事業が楽しくなかったので、結局、廃業したのですが、それはまた別の話です。すみません脱線しました。

 簿記3級のつづきの話なんですが、事務所の経営が半分以上傾いている頃から、僕は先輩行政書士の仕事を手伝うようになり、多少、収益を得ていました。

 そのとき一番力を入れて手伝っていたのは、補助金申請をやっていた先輩の仕事です。

 主に補助金申請をする企業の事業計画書を作っていたのですが、僕の計画書を見た先輩が、僕に「この仕事をこれからやっていくなら簿記3級ぐらいは持っていた方がいいですよ」と言うので、僕は3ヶ月しっかり通信で勉強したので思わず、「はい、簿記の3級はもうすぐ取得するところなんです。今度、試験受けるつもりです」と口から出まかせを言ってしまいました。どうして人間はそんなところでわけのわからない見栄を張るのか知りませんが、虚偽の発言をしてしまいました。

 事業計画書を作る際に、毎回、参考書類として依頼企業の決算書類をメールで送られてきましたが、正直、決算書類は見てもわかりませんでした。とりあえず大事な数字だけその先輩にピックアップしてもらい書類作成は完了して、その仕事は毎回、乗り切っていました。

 だからどこかで簿記をもう一回、勉強しなきゃという気持ちはありました。

 僕は仲の良い先輩とは言え、簿記3級を取得する予定と嘘を言った以上、辻褄を合わせないと行けないので、それから間もなくCBTで3級を取得を目指しましたが、CBT試験までに結局、1ヶ月ぐらいテキストと問題集をやって挑みました。

 簿記3級は結果、僕はすごく楽しく勉強をしました。その後、2級、1級と勉強したいと思ったぐらいです。もちろん、僕にはそんなに時間がありませんし、2級、1級はまた別の次元の話です。

 ちなみに僕が選んだ教材はクレアールアカデミーの簿記検定3級パックWeb通信です。

 これもネットの評判でなんとなく選んだんですが、僕が前々職は、大学生協で働いていて、スクールの受付をやっていたので、クレアールアカデミーの営業の方も知っていたので、信頼できる学校だということはわかっていたので、ネットの評判で一番、簿記講座ではクレアールがいいということだったので、迷わず購入しました。

 僕が見たWeb講座の講師は山田和宗さんで、この人の講義は凄いと思いました。それぐらいわかりやすかったです。僕は普通科卒の外国語学部が最終学歴だったので、これまでまったく簿記の教育を受けていませんでしたが、この講座を見ただけで簿記をすんなり理解することができたので、やっぱり教え方が良かったんだろうと思います。

 また簿記は手を動かして身につけるものだという風にも教えてくださったので、それを実践したので、すんなり合格できたんだと思います。

 それからさらに数年経ちましたが、やっぱり簿記3級を取得しておいて、よかったと思います。行政書士の資格も取得して色んな経験ができたらから取得して良かったと思っていますが、簿記3級は、正直、行政書士よりも僕の人生に価値があるような気がしています。

 事業の失敗と簿記3級の知識が、僕の現在の介護家庭の家計を回す原動力になっていますし、簿記3級の知識があったから、その後のお金のリテラシーを身につけるための自信にもなっています。数字負けしないで、シビアなぐらい計算を尽くして、細部にこだわる姿勢は、これまでの丼勘定の僕にはなかった力だと思います。

 おかけでこういうブログを書いて、知識や経験を積み上げることの大事さを体現することもできています。

 簿記3級は大人になってからでも、取るべきだと思います。本当に。

 

 

とわ

要介護の両親と3人暮らしです。現在は学校給食調理員をしています。前職は行政書士をしていました【2020年9月開業、2022年9月廃業の2年間】。介護で苦しかったことやこれまでのキャリアで経験した生活の知恵のようなものを雑記ブログ形式で発信しています。

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