仕事でしか自己実現ができない僕らの労働とオルカン投資の関係。FIREに一言。

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人生の低迷期に僕は

まずは廃業することから

僕が投資をはじめたのは2022年12月です。

両親の介護で、首がまわらなくなり、停滞していた行政書士業をキッパリ辞めることにした年の暮れです。

このまま事業を続けてもマイナスだけが残ると思ったのと、今なら開業のために貯めた資金を全部、溶かすことなく引き返すことができる(損切りできる)。

そう考えて行政書士を廃業しました。

それが2022年9月のことでした。

会計年度任用職員

廃業したからといって落ち込んでいるわけにもいかず、僕自身は両親の介護、とりわけ認知症の母を本腰を入れて介護していこうと決意した頃でもあります。

そのために僕がしたことは2つ、これまでは全て、母がやっていた家計(食費など)をすべて僕が掌握することと、そして、僕自身が無職だったので、なんでもいいから再就職することでした。

いまの時代、仕事は探せば、なんでもあります。

とくに僕のように介護をするために、フルタイムで働けない、正社員ではないもの、というものであれば、簡単に見つかります。

結局、僕は学校給食調理員という市の会計年度任用職員という職につきました。

会計年度任用職員に関しては、下記で詳しく解説しています。

介護は誰にでもやってくる

これは春、夏、冬の休みがとれるので、介護をしている僕にとっては、ちょうどよかったのです。

それで、1ヶ月、2ヶ月働いたときに、介護の状況が日に日にキツくなっていくことを自分自身で感じながら、なんとか金銭的余裕を得ないと苦しいということに感じました。

このままでは働いて、介護をして、時間を失うことで、僕は潰れてしまいます。

そういう危機感は介護がはじまった頃から、ずっと続いていました。

人生で最も苦しい時代はいつかと聞かれたら、僕はこの頃のことです。

頼りにしていた母が認知症になり、目が離せなくなって、せっかく資格をとってはじめた行政書士を辞めざるを得なかったことです。

母を施設に預けて、仕事を続ければよかったのではという意見もありますが、離れて住んでいない家族を簡単には預けることもできないし、認知症というのは診断されてから、じっくりゆっくり進行して、患者を蝕んでいくんです。

とにかく、自分を守ることと、家族を守ることの両方を考えなかった僕は、介護初期の3年で人生の中でも最も深い海底へ沈んでいくことになります。

お金が何より大切な介護生活

このブログでも何度も書いていますが、介護で最も大事なのは、金銭的充足です。

これは僕が人生で最も不遇だった、母の認知症発症からの3年間で、強く感じたことでした。

もちろん、お金があっても、元気だった頃の母の喪失の穴を埋めてくれることありません。

ありませんが、傷ついた心を多少なりとも慰めてくれるのはお金でしかありません。

そして、認知症介護をしている人にありがちなのが、介護離職して、定期的な収入を失って、先々の不安と、家族の認知症の進行との二重苦です。

僕自身が母の認知症を本格的に向き合うことにして、一旦、仕事を辞めたときに陥ったのもまさにこの苦しみでした。

介護をしていく上で、お金に対する大切さを僕は痛いほど感じました(下記参照)。

とはいえ、自分自身とメンタルは大切です

本来なら、介護が始まるのに際して、仕事は絶対にやめてはいけないと僕は言うでしょう。

しかしながら、さまざまな経験を踏まえたうえで言うと、あの精神状態であると人は、仕事を辞めざるを得ないと言うのも本当のことです。

介護休業という選択肢もあるのですが、周知されていないことも含めて、周りの理解も得られないというのも現状です。

僕に関してもさまざまな人が助言をしてくれたけど、その状態での助言は、雑音にしか聞こえないというのも介護を経験した人は共感してくれるでしょう。

なので、介護は周りの配慮も必要だというのもありますが、結局のところ、自分自身で改善して回復しないといけません。

そのために必要なのが自らの生計を支えてくれる仕事です。

仕事でしか自己実現できない僕ら

マネーリテラシーを身につける

アルバイト程度の仕事でしたが、働くことで、介護の生活は安定していきました。

毎月、10万円ぐらいしか収入はなかったですが、とりあえずこれを僕の将来のために残して行こうと考えました。

はじめたばかりの頃は、まだNISAで投資するという考えもなかったです。

それ以前に、僕は家計の改善にも取り組まないといけませんでした。

これまで母が家計のほとんどやりくりしていた実家でした。

それで両親の老後に僕が同居しているというのが現在の構図です。

とても無駄な支出がいくつもあり、それらを切ることからはじまりました。

とにかくお金のことをきちんとするという意識で暮らしていたので、その頃にいろいろな勉強をしました。

FP3級の資格もとり、それなりマネーリテラシーを身につけようと躍起になっていた頃です。

FP3級についてはこちらの記事がオススメ→FP3級は資格としては意味はないけれど、教養としては意味はある。

その勉強の過程で、オルカンにも出会いのめりこんでいくのですが、そういう風に取り組めるようになったのは、毎日、規則正しい生活と、身体を使う労働をしていて、心身の健康をきちんと整理できていたからだと思います。

また、自分自身の投じれる力自体が小さいという自覚があったから、コツコツと続けれることができたというのも本当です。

この小さな原資が、数年後の自分をきちんと立たせてくれるという迷いもなく、オルカンを研究していたというのもあります。

現在はiDeCoでもオルカンを買っています(下記参照)

もちろん、最初からオルカンを理解できたいたということはありません。

買い始めて、最初の100万円までは、懐疑的でした。

しかし、値動きを体感しながら、日々を過ごすとオルカンを持つということが少しずつ身に染みてきます。

その日々に、労働の大切さを実感するというのも、ここ数年の話です。

介護で生活(人生)が破綻して、ゼロからやり直したときに、自分のやっている食べていくためだけの仕事を尊く感じたのです。

モーガン・ハウセルの著書『サイコロジー・オブ・マネー』の中に出てくる清掃員、ロナルド・ジェームズ・リードのエピソードにもなにか自分の人生を重ね合わせて、力強く生きていこうと思ったのも確かです。

サイコロジー・オブ・マネー』はお金との付き合いを考えるときには是非、読んでおいておきたい一冊です。

労働の間に得られる余暇にこそ自由ということ

個人事業主として、2年間、事業をやっていた頃には、サラリーマンをやっていた頃の自らに否定的でした。

なんとか、給与という収入から、事業所得へとシフトすることで、人生が大きく花開くという展望のあった頃です。

しかし、僕自身は、2年間のフリーランスとして、自分の裁量で仕事をするという時間を生きてきましたが、それは自分の思うようなものではありませんでした。

事業がうまくいかなかったというものもありましたが、僕自身はこの時のまとまった時間のとらえかたとして、おそらく自分が定年になってリタイアした後の生き方をしっかり考えないといけないと感じました。

さらには、僕は今より少し若い頃、つまり仕事を辞めて、フリーランスを始めるまでの若い頃、定年を迎えるまでにリタイアしたいという希望がありました。

つまり、FIRE願望がありました。

もちろん、その頃は投資も何もしてなくて、お金に関しても何の教養もなく、ただ漠然と大きなお金を捕まえて、働かずに暮らしていきたいという希望がありました。

その為に、事業をはじめて一攫千金的な野望もあったのでしょう。

しかし、実際にはなにありませんでした。

事業が一回や二回の挑戦だけで、上手くいくわけないという意見もありますが、それを理解した上で、僕自身には不自然な形で、まとまった時間(自由)を与えられても、自己実現することはできないということを実感しました。

おそらく、僕は労働の間に得られる余暇にこそ自由を感じられる生き物なんだと、強くそう思います。

FIREに一言

なので、今、流行りのFIREには、以前よりは興味はありません。

FI(Financial Independence)は目指す意味はあるかもしれませんが、RE( Retire Early)は僕の人生にはあまり必要のない部分ではないかと感じています。

僕が今後、目指すのはたぶんBarista FIRE ではないかと思います。

一定の仕事(アルバイトでもいいから)をしながら、経済的自由を達成するというところです。

ちなみにサイドFIREは、フリーランスの人が目指すところですね。

僕自身にやりたいことがあればフリーランスをしながらというところですが、僕自身は現在の仕事が気に入っているので、このまま労働を続けながら、金融資産を積み上げていくというのが、最良のスタイルかと思います。

オルカン投資について一言

オルカンのことについて少しだけ書いておきます。

僕自身は2022年から旧NISA口座で、オルカンを購入して以来、ずっとオルカンを持ち続けています。

投資自体は45歳までやっていなくて、株をやることにはやはり懐疑的な青年時代を過ごしてきました。

それでも、事業で失敗して、事業のために貯めた預金を、このまま眠らせてしまうのは、悔しいということで、株式投資を勉強しました。

といっても偶然に出会ったのが、インデックス・ファンド関連のYouTube動画で、たしかフェルミ漫画大学の投資関連の本の紹介動画だったと思います。

父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』という本を動画で紹介するもので、その中でVTIの説明があり、そのあたりから、 VTIについて調べまくっていたら、周りまわって、オルカンがいいかもというところまで辿り着いたのだった。

オルカンに関しては『全面改定第3版 ほったらかし投資術』を読んで、これなら自分でも投資をやっていけるだろうという腑に落ちた経緯があります。

またオルカンという金融商品の性質が、自らの性格にとても合っているというのもありました。

そして、それをずっと長く持ち続けるという行為にも、親和性を感じました。

オルカンを買って、値動きを体感して、少しずつ増えていく、そして何より過ぎていく年月がオルカンへの愛着が生まれて、少しずつ、自分が持っている株(投資信託、オルカン)がどういうものなのか知ろうとして、色々なオルカンに関連する本を読みました。

地球の歩き方 オルカン』や『オルカン思考』代田秀雄著など、オルカン持ち続ける思考を固めるためにも、自らが投資している商品を知ることは大切だと思います。

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