行政書士として開業するなら、簿記ぐらいわかっていた方がいい?
行政書士に簿記は必要か?
簿記3級の勉強は、行政書士の資格を取得した後に、開業に向けて何から準備をしたらいいのかわからなかったからとりあえず始めました。
1人で事業を始めるのだから、簿記ぐらいはわかっていた方がいいだろうと誰かに言われたのか、ネットの記事に煽られたのか、たぶんネットの影響です
業務としては少ないので、必須ではありません
色々と調べているうちに行政書士には会計記帳を業務として受託することができるので、先々のことを考えてもやっぱり僕は勉強しておこうと思って始めたのだと思います。
しかしながら、会計記帳の業務を受託できるまでは、相当の経験と信頼の積み重ねが必要なので、開業したての新人の僕が考えるようなことではありませんでした。
それでも、僕自身は事務所運営のこともあったので、簿記3級を勉強しました。
コロナ禍の真っ只中に行政書士事務所を開業しました
コロナ禍の真っ只中に簿記の全国一斉試験が中止になりました
簿記3級の通信教材と計算機を購入して、一生懸命、勉強していたのですが、運が悪く、当時はコロナ禍の真っ只中で、僕が照準を合わせていた試験日が全国的に中止になりました。
これには参りました。
簿記3級の取得をいったん諦めて、行政書士事務所を開業しました。
次回の日程で受けるかどうかの段階で日にちが経っていき、コロナ禍でしたが、やっぱり行政書士事務所開業することにしました。
同時に会計ソフトのfreeeを導入したので、わざわざこれから試験日まで調整して簿記3級を取得することもないと思って、いったんは簿記3級は取得を諦めました。
会計ソフトのfreeeに頼ればなんとかなる
freeeがあれば、簿記の知識はなくても何の問題もなく、自分一人で会計を管理できることがわかったので、せっかく3ヶ月みっちり勉強した簿記でしたが、この先、会計業務さえしなかったら要らないかな、ということで、そこで自らの専門の業務へ集中するように切り替えました。
それでも簿記の知識が必要なときが来る
先輩の仕事を手伝って、行政書士に簿記は必要だと思った
簿記3級のつづきの話なんですが、事務所の経営が半分以上傾いている頃から、僕は先輩行政書士の仕事を手伝うようになり、多少、収益を得ていました。
そのとき一番力を入れて手伝っていたのは、補助金申請をやっていた先輩の仕事です。
補助金申請の事業計画書を作っていた頃に簿記の知識が必要になった
主に補助金申請をする企業の事業計画書を作っていたのですが、僕の事業計画書を見た先輩が、僕に「これからこの仕事をやっていくなら簿記3級ぐらいは持っていた方がいいですよ」と言うので、僕は3ヶ月しっかり通信で勉強していたので思わず、「はい、簿記3級はもうすぐ取得するところなんです。今度、試験受けます」と口から出まかせを言ってしまいました。
どうして人間はそんなところでわけのわからない見栄を張るのか知りませんが、虚偽の発言をしてしまいました。
依頼企業の決算書類を読まなければならない
事業計画書を作る際に、毎回、参考書類として依頼企業の決算書類をメールで送られてきましたが、正直、決算書類は見てもわかりませんでした。
とりあえず大事な数字だけその先輩にピックアップしてもらい書類作成は完了して、その仕事は毎回、乗り切っていました。
だからどこかで簿記をもう一回、勉強しなきゃという気持ちはありました。
簿記3級のCBT試験について
つじつまを合わせる為に、簿記3級のCBT試験を受けました。
僕は仲の良い先輩とは言え、簿記3級を取得する予定と嘘を言った以上、つじつまを合わせないと行けないので、それから間もなくCBTで3級を取得を目指しましたが、CBT試験までに結局、1ヶ月ぐらいテキストと問題集をやって挑みました。
簿記はわかるととても楽しい勉強です。
簿記3級は結果、僕はすごく楽しく勉強をしました。
その後、2級、1級と勉強したいと思ったぐらいです。
もちろん、僕にはそんなに時間がありませんし、2級、1級はまた別の次元の話です。
簿記3級の通信テキストはクレーアールアカデミーが秀逸
僕が選んだ教材はクレアールアカデミーの簿記検定3級パックWeb通信です。
これもネットの評判でなんとなく選んだんですが、僕が前々職は、大学生協で働いていて、スクールの受付をやっていたので、クレアールアカデミーの営業の方も知っていたので、信頼できる学校だということはわかっていたので、ネットの評判で一番、簿記講座ではクレアールがいいということだったので、迷わず購入しました。
Web講座が素晴らしいです
僕が見たWeb講座の講師は山田和宗さんで、この人の講義は凄いと思いました。
すごくわかりやすかったです
僕は普通科卒の外国語学部が最終学歴だったので、これまでまったく簿記の教育を受けていませんでしたが、この講座を見ただけで簿記をすんなり理解することができたので、やっぱり教え方が良かったんだろうと思います。
また簿記は手を動かして身につけるものだという風にも教えてくださったので、それを実践したので、すんなり合格できたんだと思います。
簿記3級の勉強開始から試験合格と現在まで、すごく価値のある資格です
簿記3級の知識はこの先ずっと使えるもの
それからさらに数年経ちましたが、やっぱり簿記3級を取得しておいて、よかったと思います。
行政書士の資格も取得して色んな経験ができたらから取得して良かったと思っていますが、簿記3級は、正直、行政書士よりも僕の人生に価値があるような気がしています。
簿記3級とFP3級の資格をあわせもって、お金、数字に強くなった
事業の失敗と簿記3級の知識が、僕の現在の介護家庭の家計を回す原動力になっていますし、簿記3級の知識があったから、その後のお金のリテラシーを身につけるための自信にもなっています。
数字負けしないで、シビアなぐらい計算を尽くして、細部にこだわる姿勢は、これまでの丼勘定の僕にはなかった力だと思います。
下記の記事でFP3級を取得したときの経験を語っています。
間違いなく、一番役に立っている簿記3級の資格
おかけでこういうブログを書いて、知識や経験を積み上げることの大事さを体現することもできています。
簿記3級は大人になってからでも、取るべきだと思います。本当に。
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