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好きなラジオ番組があるのは幸せですよ。ラジコプレミアムに課金してまで聴く燃え殻のラジオ

ライフハック

 サブスクリプションは二つ使っています。

 一つはSpotifyです。音楽アプリは僕の暮らしには必須です。ずっとApple Musicを使っていたんですが、前回の値上げを機にSpotifyに乗り換えました。今は年間9,800円です。

 もう一つは、サブスクしている感覚でもないんですが、ラジコプレミアムです。

 日常的にラジオを聴く生活を長く続けているので、radikoは必須のアプリなんですが、その中で僕が最も必要としているのは、エリアフリーの機能です。

 radikoがエリアフリーを課金することで開放する理由は色々とあると思います。利用者が一番欲しい部分にのみ課金するのは、ある意味、当然ですが、住む場所で、課金なしで聴けたラジオが、地方へ来てから課金しないと聴けないのは、地方で暮らす者としては悔しいところです。

 僕は東京で暮らしていた頃から聴いていたラジオ番組が、田舎で暮らすようになってから聴けなくなったという理由で、ラジコプレミアムに課金をしています。

 もちろん、全国ネットのラジオは田舎でも聴けないことはないです。オールナイトニッポンやJFNのネットで大きな番組は田舎でも聴けることは聴けるんです。

 ナインティナインのオールナイトニッポンはどこでも聴けます。山下達郎のサンデーソングブックもどこでも聴けます。ナイナイのオールナイトはSpotifyのPodcastで聴くのが一番オススメです。

 問題は、そういう全国ネットされる番組以外で、情報のクオリティの高い番組が田舎暮らしだと聴けないということです。

 ラジオの情報格差をどれほどの人が認識しているかわかりませんが、都市と地方のラジオの情報に僕は大きな違いを感じています。

 都市というか、僕が情報格差を認識しているのは東京と地方です。かつて東京で聴いているラジオは凄く進歩的な内容でした。

 個人的な好みと言われればそれまでですが、TBSラジオとJ -WAVEは、僕は東京を離れてからもずっと聴いています。

 ラジオから仕入れる情報はとても自分にとって新しいものなのです。それは明らかにテレビとは違うものです。

 そういう好きなラジオもほとんどが民放なので、本当は課金せずに聴きたいというのはあります。月額385円が高いとは思いませんが、エリアフリーでも聴いている時はCMが流れるのだから、他のサブスクと同じように納得しては課金はしていません。

  radikoの他に聴く方法を何度か模索したりましたが、ラジコプレミアムに課金するしか方法はありません。特にJ -WAVEは東京エリア以外では、ラジコプレミアムでしか聴けません。ポッドキャストやコミュニティFMで一部は聴けるようですが、そういうのでは意味がありません。USENのサービスで聴けるみたいですが、一般的な生活している人のレベルでは論外です。

 一方でradikoのアプリは使い勝手がいいので、重宝はしています。ただきちんと設定をしないとエリアフリーを聴きたいときに、ログインしないといけないとかあったりするので、勝手にログアウトしないように試行錯誤して自分に合った設定をしないといけません。

 車の運転しているときにいきなりログアウトされて、エリアフリーが聴けないというシーンがよくありますから、気をつけてください。

 そういうことが面倒くさかったというのもありますが、一時期、解約した時期もあります。

 気がついたら1ヶ月の間、ほとんどエリアフリー使っていないことに気づいて、あまり利便性を感じない時期がありました。

 「久米宏のラジオなんですけど」や「菊池成孔粋な夜電波」などの好きな番組が相次いで終了した時です。

 それでしばらくラジオは地元のFMを中心に聴いていたんですが、昨年末に、毎年聴いているクリスマスイブのJ -WAVEの沢木耕太郎のミッドナイトエクスプレス天涯へを聴くために課金をしたら、やっぱりいいわということで、再びラジコプレミアムを聴いています。

 そして今、一つだけ毎週楽しみにしている番組があります。

 正直、ラジコプレミアムは解約したいのですが、唯一、その番組を聴くためだけに続けています。

 小説家の燃え殻さんの『Before down』https://www.j-wave.co.jp/original/beforedawn/です。

 それまでただ燃え殻と言っていたんですが、ラジオ聴いてから燃え殻さんと呼びたくなります。親近感が凄くある素敵な人です。

 燃え殻さんの本は以前から知っていたのですが、読み始めたのは昨年あたりからで、なんとなく読んでハマってしまい、色々と調べているうちにJ -WAVEでラジオをやっているらしいということがわかり、たまたま12月だったので、沢木耕太郎を聴くためにラジコプレミアムに課金するので、試しに聴いてみました。

 この番組はすごくいいと思ったのは、僕が特殊な感受性があるからではないです。初めて聴いた日の放送から、すっと心の奥にやさしさが沁みてくる番組でした。

 まず音楽が毎回6曲、選曲されるんですが、これがすごく新しい。新しいというのは、燃え殻さんの音楽センスがいいという意味です。ここで選曲された曲が次の日に僕のSpotifyのプレイリストに加わっているというのが最近の楽しみです。

 番組のコーナーではもう一つ「真夜中読書倶楽部」というのがあり、毎回、1冊か2冊紹介されるんですが、これもすごく面白いです。燃え殻さんの読書量とかどんな本を読んで育ってきたのかもなんとなくわかって、ファンにはとても興味深いです。

 そして、燃え殻さんのエッセイの朗読のパート。選りすぐりのエッセイを燃え殻さん自身が朗読するんですが、これが凄くいい。このパートだけPodcastで配信されています。

 僕は思うんですが、燃え殻さんは小説も素敵なんですが、エッセイでは更にすごい才能を発揮する人じゃないかと思っています。

 こういう人は何年かに1人出てくるよなあと思いながら、ラジオを聴いています。燃え殻さんは中島らもさんにかなり影響を受けているみたいですが、僕はなんとなく自分が好きなリリー・フランキーさんと同じ匂いのする人だと感じています。

 燃え殻さんの著作は、デビュー作『ボクたちはみんな大人になれなかった』とファーストエッセイ集『すべて忘れてしまうから』の2冊はぜひ読んでほしいです。

 普段、小説をあまり読まないという人は『すべて忘れてしまうから』だけ読んでみるといいかもしれません。小説好きの人は『ボクたちはみんな大人になれなかった』から読んでください。


すべて忘れてしまうから (新潮文庫) [ 燃え殻 ]

 本読んで、ラジオ聴いて、その人のことをどんどん好きになっていくということは、しばらくなかったから、毎回、火曜日の夜(ほぼ次の日にタイムフリーで聴いているんですが)が楽しみです。

 本当は「昨日、燃え殻、聴いた?」と話せる友達がいたら嬉しいんですが、さすがに今、それを話せる友達は僕の周りにはいません。

 東京で一人暮らししている頃には『昨日、菊池成孔、聴いた?」と話せる友達はいましたが、それから随分、時が経ってしまいました。

 好きなラジオ番組があるのは幸せですよ。ずっと聴いていたいと思えるラジオ番組。

 僕にとってラジコプレミアムはそれだけの価値があります。

とわ

要介護の両親と3人暮らしです。現在は学校給食調理員をしています。前職は行政書士をしていました【2020年9月開業、2022年9月廃業の2年間】。介護で苦しかったことやこれまでのキャリアで経験した生活の知恵のようなものを雑記ブログ形式で発信しています。

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