大人になってから簿記3級を勉強しようと思ったら
43歳からの簿記3級
行政書士事務所を開業する前に、簿記はわかっていた方がいいのではないかということで、簿記3級の取得を目指して勉強をはじめました。
当時、43歳でした。
それまで簿記の知識に触れることもなく、大人になってしまっていたので、いざ、簿記の勉強をはじめようとしても何から手をつけたらいいかわかりません。
ただ、その年の1月に行政書士試験に合格して、まだまだ学ぶ意欲があったので、いい教材さえあれば「大丈夫できる」と思っていました。
合格までの最短距離をいく
資格試験の教材といえば、僕の考えでは、通信講座が断然にコスパが良くて、目標達成(合格)までの最短距離だと感じています。
これは行政書士試験の成功体験が僕に教えてくれたことです。
通信講座はテキストを書店で買ってきてやる独学よりも、費用はかかりますが、効率よく合格への道を辿ることができます。

ネット時代では、通信講座でサクッと資格をとるというのが、僕が感じる最も意味のある自己投資の一つでもあります。
今回は僕がすごくコスパの良い投資だと感じた簿記3級の取得の経験談を交えて、大人(社会人)にとって簿記の知識の必要性と、簿記が理解できたときの面白さと、簿記3級の知識だけで十分だというような僕自身の見解を書いてみたいと思います。
クレアールの簿記検定3級パックWeb通信がオススメ
クレアールの簿記検定3級パックWeb通信


簿記3級を取得するにあたって、僕が選んだ教材(通信講座)はクレアールの簿記検定3級パックWeb通信です。
これはネットの評判でなんとなく選んだのですが、僕が前々職は、大学生協で働いていて、資格・スクールの受付をやっていて、クレアールの営業の方も知っていて、学生の評価も高く、信頼できる学校だということはわかっていたので、ネットの評判で一番、簿記講座ではクレアールがいいということだったので、迷わず購入しました。
最初に言っておきますが、とにかく教え方の上手い講師の方がいて、その人の話を聞いているだけで、簿記がわかるようになります。



簿記は技術的な面もあるから、実際にペンを持って手を動かしていくといいというのもその講師の方の教えで、本当にそう思いました。
通信講座(Web講座)を楽しむこと
僕が取り組んでいた通信講座(Web講座)は山田和宗さんという方が講師をしてくださっていて、この方の教え方がとてもわかりやすいのです。
こういう講師を会社はどうやって育てるんだろうと思うぐらい、上手に簿記のことを教えてくれます。
僕自身は、ずっと体育会系の学生で、学校を出てからも肉体労働と接客のアルバイトという簿記だけでなく数字からもほぼ遠い暮らしをしてきたので、おそらく簿記を身につけるには苦労するかなあと思っていました。
通信講座で勉強するというスタイルを僕自身が好んでいるのか、毎日、Webで講義を聴きながら、知識を積み上げていく感じが楽しめます。
行政書士試験も通信講座がベスト
行政書士も初めての資格試験で法律を勉強しましたが、本を読む習慣があったので、それほど苦労もなく、知識を積み重ねることができました。
行政書士は記憶力も大事ですが、僕の実感で言うと、どちらかというと論理的思考が試される資格です。
行政書士についてはもう少し詳しく自信を持って解説できるので、下記の記事を参考にしてください。




簿記3級は通信講座で、FP3級は独学でいい。
簿記は独学ではなく、誰かから教授された方が、絶対にいいと思う瞬間が、その山田和宗さんの講座には詰まっています。
この講座を申込む以前に、検討をしていたのが、TACのテキストの独学道場で簿記3級の試験に挑むかどうかでした。
これは確かに評判も良くて、コスパも凄くいいんですが、正直、僕自身の理解力や、集中力から考えると、ある程度、こちらのポテンシャルが整っていないと、使いきれない教材ではないかと思い、考え直しました。
実際に、クレアールの簿記検定3級パックWeb通信をやって、合格までおさめた現在、感じることは、これが最もコスパがよくて、成功までの最短距離だったというのがわかります。



FP3級は、テキストを買ってきて独学で簡単に取れるけど、簿記3級は、誰かから教えてもらうカタチがいいと思います。
FP3級についての勉強方法は以下の記事で解説しています。


身銭を切れ
身銭を切るというのは、本当に大事で、今回の紹介する講座は、約10,000円の講座ですが、独学でテキスト代だけで済ます選択をして、テキストを読み込んで理解するより、遥かに時間と労力を節約できるので、もしこれから簿記3級をとりたいという人にはおすすめです。
特に社会人であるあなたは独学で勉強するべきではないです。
現在の年齢にあるあなたの時間は、若い頃のあなたの時間より、はるかに貴重な時間です。
資格試験にかける時間は、合格しなければ、本当に水の泡です。


いくつか資格を取得したけれど、簿記3級が最も役に立っています
人生の必要に応じて、学ぶべきもの
僕自身が簿記の勉強をはじめたいと思ったのは、とくにキャリアアップとか資格取得が目的ではなく、起業すると決めたときにお金の管理をどうしたらいいのか、色々と調べたときに簿記の知識は3級程度でいいので身につけておいた方がいいという意見が多かったからです。



3級程度でいいというか、3級だけで充分だと思います。


行政書士に簿記は必要か?
以前、このブログの記事で、行政書士に簿記は必要かどうかの意見を書きましたが、僕自身は、行政書士としては簿記は必要だと考えています。
行政書士の業務に会計記帳がありますが、これは相当の経験が必要なので、このために簿記が必要というわけではありません。
行政書士には補助金申請業務など、いわゆる中小企業や個人事業主の経営者さんたちと関わる仕事があり、それは決算書類をみて、事業計画書などを作成しなければならないような業務なので、そのときにまるきり簿記の知識がないとなると話にならないので、簿記3級でいいので、資格取得しておいた方がいいです。


事業に失敗してから、人生が好転することもある
僕は自らが行政書士の資格をとってから、人生が前に進んだように考えていましたが、実際は行政書士は事業としては失敗して、今は別のことで生計を立てて暮らしています。
それでも行政書士をしていた頃よりもお金に対する不安も解消して、行政書士の廃業のマイナスを全て取り返して、今ではコツコツと実力を蓄えています。
それというのも振り返ると、事業の運営に悩んで、結局、色々な計画が頓挫して、ゼロになったからであります。
簿記3級の知識が感覚的に教えてくれるもの
そしてそのときに最も自分の役に立ったのが、簿記3級で身につけた知識です。
これはとても感覚的なものですが、今月入ってくる収入に対して、今月使うものをしっかりと見極める。
この基本を簿記3級の知識は感覚で教えてくれます。
それに加えて、FP3級などの知識も加えると、さらに自らの感覚に磨きがかかります。
簿記3級はとても大切な知識です
お金に対する考え方を、先鋭化させることで、人生は少しずつ好転していくと思います。
僕自身は行政書士になり、まず法律の知識をつけて、頭でっかちになりました。
それから簿記を勉強して、自分の事業が全く通用しないという世間を知りました。
それから、もう一度、別の道(仕事)を選択してコツコツと人生とお金について考えながら、生きてきたら、なんとなく、良くなってきました。
簿記3級取得にかけた時間も費用も行政書士ほどではないですが、僕にとって簿記3級はとても大切な知識です。
簿記ってどうなんだろうと思っている人は、ぜひ、勉強してください。


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