中古レコードを買いたいと日々、想う。
地方には東京のように中古レコード店がない
以前は僕も東京に住んでいたから、毎日のように中古レコード店へ足を運んで、新入荷棚をのぞいていました。
しかし、東京を離れて以来、その習慣は断たれてしまいました。
東京に行く機会に、買い足して行けばいいさと安易に考えていましたが、時が経ち、東京へ行く機会もなくなりました。
今日はそんな僕が趣味の中古レコードを田舎でなんとか続けている様子を紹介していきます。
読書も音楽も趣味というからにはこだわりたい。
僕自身の趣味は二つあって、一つは読書で、もう一つはレコード(音楽全般)です。
読書も音楽ももはや趣味の枠にとどまるようなことではないような気がするのですが、この二つが趣味のカテゴリーではないとすると、僕にはもう何もありません。
古本屋、新刊書店をハシゴしていた頃
本については、ご想像の通りです。
家に本棚があって、棚一面に本が並んでいます。
東京にいた頃は、それこそ毎日、古本屋、新刊書店をハシゴして家に帰って来るような暮らしだったので、狭い部屋に足場の踏み場もないぐらい本がありました。
中古レコードは素晴らしい
レコードを聴き始めたのは曽我部恵一さんの影響です。
それと同じ頃に、僕は音楽を聴くスタイルをCD中心からレコード中心へと、シフトし始めました。
たまたま聴いていたラジオで曽我部恵一さんが、レコードのことを熱く語っていて、その話が凄くよくて、その日のうちにレコードプレーヤーを買ってきたという経緯があります。
僕にとって曽我部恵一さんはレコードの先生のような人です。
PSV-800というレコードプレーヤーは愛すべき名機です。
その時に買ったプレーヤーが前回の記事で書いたソニーのPSV-800というベルトドライブ方式の今思えばとてもチープなレコードプレーヤーです。
チープなんですが、今も現役で働き続ける名機でもあります。
そのレコードプレーヤーを買ったのが2006年のことなので、もう約20年近く使い続けているのです。
プリメインアンプも修理して、レコード聴く環境は万全です。
田舎に移り住んで、本とレコードから遠ざかった。
中古レコード店も古本屋もない暮らし
数年前に東京を離れて三重の田舎に移り住んだことで、大きく僕の生活も変わりました。
行きつけの古本屋もなくなり、新刊書店では、本当に話題になった新刊しか買えないので、次第に足を運ばなくなりました。
もっとも本はある程度、ネット書店で事足ります。
田舎にきてインターネットの素晴らしさを実感する
東京と三重と暮らす場所で、こんなに文化の格差があってもいいのかと思うくらい本に関しては、近所にあるリアル書店は本好きの僕の必要を満たしてくれることがなかったです。
そのおかげで僕自身のネットリテラシーが高まり、ほとんどがアナログだった東京時代から、田舎に来てからはそれらはデジタルに置き換えられていきました。
それがいいのか、悪いのかどうかわかりませんが、これは必然だと思います。
大きな時代の流れに僕らは暮らしているのですから。
Amazonと楽天ブックスに支えられている田舎暮らし。
街の本屋が大事だという論調はわかりますが、街の本屋さえない田舎に住んでいる住人はAmazonと楽天に頼らざるを得ません。
そうして紙の本を購入して、配達の手間と社会問題を増やしてます。
今のところ電子書籍にはするつもりはないです。
山下達郎がサブスクの解禁はしないと言ったのと同じぐらいのトーンで、僕も紙の本にこだわりたいです。
Spotifyの年間契約は9,800円です。
一方で、音楽はわりと早い段階にサブスクに手を出しました。
CDを買わない時代の到来と僕の田舎での生活がほぼ同時期だったというのもあります。
正直なところ新しい音楽を聴くのはサブスクに限ります。
以前はApple Musicでしたが、現在はSpotifyを愛用しています。
年間契約の費用がSpotifyの方がいいからです。
ネットで中古レコードを買うという選択
都市へレコードを買いに出るというのも趣味のひとつ
田舎暮らしでも読書と音楽が楽しめるのは本当にインターネットのおかげですが、中古レコードが買えないことで田舎暮らしの不足を感じていました。
レコードの盤を買うということは、都会では当たり前になっていますが、田舎ではかなわないことです。
僕自身も東京で暮らしていた時に、毎日、レコードハンティングをしていたので、わかりますが、ああいう中古レコード店が僕の田舎に出来たとしても、商売が成り立たないと思います。
なので、中古レコードは都会へ出たついでに買い込んでくるしかないのです。
レコードを買うのも趣味なので、それでいいとも思います。
つまり、レコードを買うために名古屋まで遠出して、色々と見て回って帰ってくる。
これで趣味としてのレコードはある程度、完結します。
ネットで中古レコードを買うことはどうなんだろう?
レコードを買うのにわざわざ往復3時間かけて、名古屋へ出かけていくことの面倒をおいたくないという年齢になった時、ネットで中古レコードが買えないのかと考えました。
なんでもネットで買える時代に、中古レコードだけ買えないわけがなく、現在、ネットでもリアルの中古レコード店で買うのと同じように買えます。
ディスクユニオンのように店内の在庫が、ネットで買えるような良質なお店もありますが、多くのレコード販売サイトはわりと高値になっています。
本当にぼりたくっているサイトもあるので、注意してください。
それでも欲しければ大枚叩いてもレコードは買うだけの価値はありますが一応、高値を見極める力もつけてほしいと思います。
ディスクユニオン、ビー・レコードの2店を頻繁に利用しています
実際にここ数ヶ月の間に僕が中古レコードを買ったのは、ディスクユニオンオンラインとYahoo!オークションに出店しているビー・レコードという金沢のレコード店です。
ディスクユニオンは言うまでもなく中古レコード店の最大手ですが、Yahoo!オークションに出店しているビー・レコードもかなりいい品揃えです。
また中古レコードのオークションも実にあっさりしていて、ほとんど競り合うこともなく落札できるので、試してみてください。
ちなみにこのビー・レコードは、レコードの買取にも力を入れています。
落札してからの取引対応もすごく良かったので、気になって検索してみたら中古レコードの売買部門に関しても大事にしているような会社でした。
出品はヤフオクだけのようですが、Xでヤフオクのレコードの出品情報とかポストしているので、何か探しているレコードがあればフォローしておいてもいいかもしれません。
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