行政書士の実務講座で勉強していた頃の話。黒田塾で相続を学んだこと。

目次

黒田塾の相続実務の完成講座

ゼロからはじめる行政書士

行政書士をはじめた時、法律は受験用の知識しかありませんでした。

憲法と民法、行政法。

商法はほとんど知識はありません。

そんな僕が相続の専門家として行政書士をやっていこうと思ったとき、いったい何ができると言うのだろう。

今回は、僕がゼロから相続の実務を身につけた一連のものを語ってみたいと思います。

黒田塾の実務講座

僕は相続業務の実務を「黒田塾」という行政書士を対象とする実務講座で、学びました。

これは行政書士の黒田先生が主催する養成講座で、行政書士の行う相続業務を1から10まで全て教えてく

れる相続実務の完成講座です。

これは動画配信によるいわゆる通信講座です。

遺言実務講座と相続実務講座

講座は、遺言実務講座と相続実務講座の2つがセットになったものです。

価格は298,000円。

たぶん即決できない金額だと思いますが、自分自身がこれから相続の専門家としてやっていくことを考えていた僕としては、決して高い投資ではなかったです。

黒田塾を受講してよかったこと

経験談と蓄積されたノウハウ

講座の内容は言うまでもないのですが、とても濃厚です。

講師の黒田先生は、伊藤塾の行政書士の実務講座でも講師をしていた方なので、とても話もわかりやすく、ご自身も行政書士をゼロからはじめた方なので、その経験談などはとても面白く聴きいってしまいます。

そして何より勉強になるのは、その蓄積されたノウハウです。

これは経験値ゼロの行政書士の僕にとっては宝の山でした。

受講料はけっして高くない

とにかくその時点で、僕には営業の方法も、頼りになるツテもなく、どうやって商売をやっていくんだという不安の中にいたので、黒田塾のこの講座の中にある情報をフルに活用するしかありませんでした。

僕自身が、この講座を受講して、大きく得たと思うのが、3点です。

営業方法と、報酬に対する考え方、それから営業から集金までの契約書などの雛形です。

これは本当に298,000円でそれらを買ったとしても、今後の事業でいかせたら、すぐにペイできると思います。

営業方法

これは本当に、目から鱗です。

黒田塾の特徴は、どうやって報酬を得るかが最大の目的であるところを口酸っぱく口授してくれるところです。

つまり座学で、いかに相続に詳しくなったところで、顧客を得られないで、稼げなければ、なんのために行政書士になったのかというところで、相続専門の行政書士にとって最も大事なのは、営業であることを教えてもらいます。

もちろん、営業のノウハウもとても濃厚に語られています。

それを参考にして、僕自身が営業を行った記事を参考にしてください。

報酬についての考え方

これも講座で、口酸っぱく伝えられることです。

報酬をきちんと請求できるかどうか。

それ以前に、自らの仕事内容に相応しい報酬を設定できるかどうか。

この報酬で、事務所の経営はもちろんのこと、自らの生活もしていかないといけないので、そのことを踏まえて、報酬を考えないといけない。

この講座を聴くと、本当にお金に対する向かい方が変わります。

実際、僕は経営には失敗しましたが、お金に関してはかなり進歩的になったと思います。

契約書などの雛形

これは駆け出しの行政書士には本当に助かります。

仕事を依頼された時に交わす、契約書についても雛形が全て、データでいただけるので、それを自らの業務内容に合うようにアレンジすれば、無限に活用できるので、これは本当にありがたかったです。

これらの資料を一通り揃えて、無料相談会などで、営業するときなども契約書の文面をみせて業務の範囲などを顧客に説明もできるし、そういう正しい書類を自らが持っていることを背景に自信のある受け答えもできました。

相続業務はとても重たい業務です

例えば、相続業務をやりたいと思ったら、黒田塾で研修期間をもうけることをお勧めします。

僕自身が、行政書士として、成功しなかったということを鑑みても、開業の段階から、正しい相続業務の方法を学ぶことは、勉強になりますし、この講座で身につけた知識は、今後の事務所運営でのご自身を守ってくれます。

相続業務はとても重たい業務です。

無料相談会をしていても、顧客との面談で、危険を感じることも数回ありました。

業務を受任したいがために、顧客との距離感を間違えることもあります。

その時に、救ってくれるのは自らの経験ですが、経験の浅い、駆け出しの身であると、こういうものに頼らざるを得ないというのも事実です。

その他の行政書士実務講座について

行政書士会の新人研修

行政書士登録をすると、その年度の入会者を対象に、行政書士の新人研修のようなものが、各支部で行われます。

僕が入会した時も、自動車関連、建設業許可、農地関連、相続業務などの新人研修がありました。

こういうものも積極的に参加していけばいいと思いますが、あくまでも短時間でのレクチャーのようなものなので、資料をもらって、それを読みながらの講義が多くて、実務という部分から考えると、少し物足りない。

行政書士会の研修では足りない

支部の研修で、もっとも足りない部分というのが、報酬や集金に関する経営に関するもっとキモの部分です。

これはどうしてかわからないんですが、公然とは誰も教えてくれません。

研修で質問する人はいるのですが、とても曖昧に報酬に関しては、一応、行政書士会が一例のようなものがあるからというような説明だったと思います。

なので、そういう部分はやはり授業料を出してでも、誰かに教えを乞う必要があると思います。

伊藤塾の行政書士実務講座

僕自身が、実際は受講していないのですが、開業当時に色々と比較検討していたのは、伊藤塾の行政書士実務講座です。

これは開業から実務まで、カリキュラムに組み込まれていて、とても幅広く色んな業務について学べます。

僕自身は開業当初から相続で専門にやっていくと決めていたので、黒田塾を受講しましたが、もしそういう意志がなくて、ある程度、迷いのある方は、伊藤塾の行政書士実務講座は受講する価値はあると思います。

伊藤塾の講座の質は高い

伊藤塾の講義は僕自身は、一度だけ行政書士模試の後の解説講座を聴きましたが、とても熱のある講義で、面白く聴いたのを覚えています。

その後、その行政書士模試の復習をきっちりとやって、本試験を180点ギリギリで合格したという僕としては、すごい成功体験を持っているので、多くの人に伊藤塾の行政書士模試、あるいはなんらかの講義は体験してほしいと思っています。

アガルートアカデミーの行政書士実務講座/開業講座

もう一つは、アガルートアカデミーの行政書士実務講座/開業講座が体系的に学べていいと思います。

アガルートアカデミーは行政書士試験の講座でも、定評のある講座なので、もし行政書士登録をしてみたけど、何をしたらいいかわからない人は、受講してみるといいと思います。

お金を出して、得る情報は、なぜか自らの力になるというのは本当で、ある程度、そういう情報は自分から取りにいく行動を増やしていくと事業も前へ進むのではないでしょうか。

アガルートアカデミーの行政書士実務講座/開業講座は金額的にもそれほど高額でもないので、今後の自らの事業への投資の意味でもいいのかもしれません。

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