行政書士の相続業務で、戸籍の読み方を勉強したいと思ったら。

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戸籍を読む

相続と戸籍

行政書士になって、相続を専門に業務を受託していこうと考えて、色々と実務を勉強していくと、わりと早い段階で、戸籍の壁にぶち当たります。

遺産分割協議書をつくるときも、遺言書をつくるときもそうですが、まずは何より依頼人の相続相関図を把握するためにも戸籍は必要です。

戸籍を勉強するとは

戸籍を勉強したいと思って、色々と検索してみるのですが、だいたいが参考書などがたくさん出てくるだけだと思います。

戸籍の実務に関する本など、結構、たくさん本格的な本もあります。

加除式の法律書かなんかで戸籍を扱ったものなど買わされたりしてなければいいのですが。

戸籍のことならこの1冊

戸籍を読めるようになるためには、戸籍を読むしかないです。

その際に本格的な戸籍の専門書など必要ありません。

一冊、手元にあれば安心だというのであれば、戸籍を実際に読むときの手引きになるので、自由国民社の『戸籍のことならこの1冊』という本がいいと思います。

戸籍に触れること

行政窓口へ行って戸籍をとる

戸籍を知るためにまず第一歩とよく言われているのが、自分の戸籍、あるいは父母の戸籍の出生から現在まで(存命されてない場合は死亡まで)をとってみるというのです。

戸籍のとり方を調べる

とりあえず戸籍に触れるという意味でも、いい経験になります。

直接、行政の窓口に行くのもいいし、郵送でとってみるのもいいです。

郵送はちょっと手間どると思いますが、今後も何度も使う手段なので、早めに慣れておくといいかもしれません。

戸籍をとってからも簡単にはいかない

実際には、戸籍はすぐに読めるものと、全く読めないものがあるので、その都度、総動員で解読していくしかないというのも事実です。

例えば、窓口で戸籍を出してくれた人にも聞いたりしてみるのもありでしょう。

もちろん内容にまで関与したくないという役所の窓口の人もいるので、臨機応変に問うてみてください。

戸籍に関しては司法書士がエキスパート

相続の登記で、お世話になる司法書士の先生に読んでもらうというのも、今後の業務の展開も見据えて、頼れる他士業の先生とも繋がっておく必要もあります。

戸籍の他、登記、相続税など、行政書士は軽く知っておく程度でよい

そういう意味でも戸籍に慣れる。

詳しく戸籍だけを勉強することはないと思います。

手引きになる先述の書籍を一冊、手元に置いておいて、必要なときに開くというのがいいと思います。

これは登記の場合も同じで、行政書士が登記を詳しく知る必要はないと思います。

1冊手引きを持っていればいいという考えはこちらも変わりません。

実務を重ねると自然と身に付く

たくさんの書籍を読むより、一度の実践が大事です

戸籍も相続の実務と一緒で、実際にやってみて覚えていくというので、いいのかと思います。

相続の無料相談会をたくさん経験してきた僕の意見を語ると、相談の数をこなすことで相談者との対話にも慣れるし、質問される内容にも慣れきます。

そうすると自信もついてきて、専門家としての顔つきまで変わってきます。

知識と経験を積み重ねる

基本的には、質問を受けて、答えるの繰り返しですが、答えられる質問ばかりじゃないのが、相続業務、あるいは行政書士業務の全般です。

なので、何か一つでもいいので、誰にも負けないぐらいの知識と経験を持っているといいと思います。

行政書士は業務範囲が広くて、正直なところ、多くの行政書士の回答では、専門外のことは、うろ覚えか、知ったかぶりで、後日、調べて回答したりします。

行政書士の経営が難しい。

それは行政書士が資格試験をパスしたら誰でも開業できるところにあります。

だからこそ自由度が高くて、いい職業なのですが、一朝一夕には上達しないので、廃業する人が多いのです。

僕自身も結局は、経営面で踏ん張りが効かなくなり、廃業しました。

相続実務はとても重たい業務です

2年も営業して、問い合わせも増えて、すごいもったいないと自分でも思いますが、これをずっと続けていくのは、精神衛生上よくないと思い、廃業しました。

廃業したことは後悔しています。

これは、4年以上も法律から相続実務など、時間とお金をかけて学んできたことを、自らの職業でフル活用できないことに対してです。

行政書士は続けていければ非常に良い職業です。

もちろん、行政書士という職業も非常に良いものだと感じています。

行政書士時代の生活はとてもアクティブに楽しいものでした。

フルタイムの行政書士というのが僕自身のこれまでのスタイルでしたが、今後は、パートタイム、副業で行政書士をしてみるのはいいかと思いますが、相続業務は決して片手間でできるような仕事ではないので、今のところ僕には行政書士の再登録は遠い次元のお話です。

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