介護は突然やってくる
行政書士事務所の開業と共に、母の認知症がやってきた
2020年10月に行政書士として独立開業した僕のもとへ、母の認知症という大きな問題がやってきました。
まさに晴天の霹靂でした。
母が認知症だとわかったのは、2021年1月です。
以下の記事で、母の認知症になった頃のことを書いています。
進行する母の認知症と停滞する事業
数ヶ月前に僕の独立開業を一緒に祝ってくれたばかりの母が、年が明けると、緩やかにもの忘れの症状を悪化させていきました。
それまで父のことを母が介護していたのですが、母の物忘れがひどくなるにつれて、僕一人で父と母の二人をみることになり、仕事どころではなくなってしまいました。
以下の記事で当時の頃を詳しく書いています。
事業の失敗、八方塞がりの日々、介護備忘録
行政書士を廃業する
2022年9月に僕は行政書士を廃業しました。
あと少し頑張れば軌道に乗るというところと、今なら損切りできるというところで、悩みに悩んで、僕の出した結論が廃業でした。
以下の記事で行政書士の廃業について書いています。
介護は突然やってきて、すべてを奪っていく
何もかもがこれからだという時に、母の認知症。
父の病気の悪化。
これからどうしたらいいんだろうと毎日、思い悩みました。
廃業したところで、母を一人にしておけないので、働きに出ることもできないし、在宅で何かできる仕事もない。
フルタイムで働かないと今後の自分の生活もままならない。
八方塞がりというのはこの事だと思いました。
ワンオペ介護の孤独
そうしてその悩みを、相談できる人が、誰一人いませんでした。
誰一人もいなかったのです。
たとえ状況を話したところでいい答えを持っている友人なり、親類など一人もいませんでした。
以下の記事でワンオペ介護の孤独を書いています。
認知症カフェに行ってみる
今でこそ認知症カフェへ参加して、悩みを吐露することはできますが、そこでさえ、介護の悩みは人それぞれで、自分の求めている最善の答えはありません。
それでも1人で介護をしている人はぜひ、認知症カフェに参加してつながりを作ってください。
あらゆるブログ記事に敬意をはらう
どこの誰が書いたかわからないブログ記事に助けれらた日々。
僕がネットを信用しているのは、行政書士の廃業と両親の介護との問題に悩んでいるときに、ネットのブログ記事が一番、頼りになったからです。
僕が一番に困っているときに助けてくれたのは、どこの誰が書いたかわからないブログ記事でした。
1人にならざるを得ない介護という悩み
僕の周囲に善意が足りてないとか僕に相談できる友達がそもそもいないとか、そういう話ではなく、こういう僕のような悩みは誰も助けることは出来ないのです。
そういう意味では僕はどん底にいながら冷静でした。
介護は改善の繰り返し
長い間、一人で悩んでいたので、この先は、なるべく一人にならないように今の楽しい職場を選んだし、今後の必要なお金の勉強を本格的に始めたし、何より両親の介護に本格的に向き合う覚悟を決めたのも、ちょうどその頃で、僕はありとあらゆることをネットで検索しまくって、色んなことを解決していきました。
検索を制するものは、人生を制する
困った時に検索したネットの中には何もかもが書いてありました。
何もかもが書いてありましたが、全てが書いてあるわけではありません。
最後は自らが考えて、選択して決断しなくてはならないのです。
ネットの中にいる誰かに頼るしかなかった
ブログでは介護備忘録を書いています
これから僕がネットの中に身を置こうとしているのは、介護で苦しんでいたときの経験が、誰かの悩みの答えにならずとも答えを導くための力になると思ったからです。
そして、僕自身も書くことで自らの思考を整理し、介護で疲れた自らの魂を落ち着かせるためにもいいと思ったからです。
ネットの情報の精度は年々高くなってきています
この先、誰かが介護に限らず、人生に悩むようなことがあれば、僕は迷わず検索するように言うでしょう。
あるいはもっとカジュアルに「とりあえずググってみたら」と言うでしょう。
検索を制するものは、人生を制する。
『ねっとの知恵』誕生。
検索することは大きな可能性を含んでいます。
僕が自分のブログのタイトルを『ねっとの知恵』にしたのもまずは検索して、わからないものを自分の力に変えてほしいと思っているからです。
僕の書いたものがどこかの誰かの検索の先にあって、何かのヒントになれば嬉しいです。
そこで見つけた不確かな情報を吟味し、また検索して、自分なりの道筋をつけて、前に進んで行ってほしいと思います。
僕自身がたぶん、この先もそうしていくと思います。
ネットの中にいる誰かに頼るしかなかった
僕自身の介護に関していうと、誰も助けてくれないですし、一番の解決法は自分が強くなることです。
そのためには誰よりも多くのことを知らないといけないし、短時間に多くのことを知るにはやっぱりネットの中にいる誰かに頼るしかなかったというのが僕の見解です。
コメント