相続専門行政書士の営業としては無料相談会をオススメします。

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行政書士の営業

相続を専門にする行政書士は営業が必須です

行政書士をしていた頃に、僕がやっていた営業の方法を紹介したいと思います。

僕は相続を専門にする行政書士として、業務をスタートしたので、最初はどうしても自分で仕事をとってこないといけませんでした。

自動車関連の仕事は営業はしなくてもいい

行政書士の仕事では、自動車関連の仕事が1番仕事が多くて、継続的に仕事が取れる業務であり、初心者の行政書士が先輩から回してもらう仕事も自動車関連の仕事が多いと思います。

そして、実際、自動車専門の行政書士はすごく景気がよかったです。

とにかく自動車関連の業務は稼働している限り、仕事が途切れません。

もし、行政書士になってみたが、専門を何にするかで悩んでいて、特にやりたいことがないのであれば絶対に自動車関連の専門家になるのがオススメです。

本気で行政書士で食っていくなら、このやり方もある

支部には自動車専門にやっている先輩が必ずいますから、その方に「何かお手伝いすることないですか?」と言ってお近づきになれば、きっと仕事をフッてくれると思います。

それを皮切りにある一定期間がんばればすぐに軌道に乗ると思います。

僕の同期の行政書士の先生は皆、そうやって出世していてき、今も大活躍しています。

ただ、仕事量は半端ないです。

相続業務はひたすら営業です。

僕はどうしても民事法務がやりたかった為、相続、離婚と順番に知識をつけて、出来るだけたくさん相談を受けて、一人で独自路線を歩んでいました。

もちろんそれ故にずっと経営状態はよくなかったというのは言うまでもありません。

先輩からの仕事の誘いもありましたが、すすんで受けなかったのは、細かいところに変なこだわりがあったからで、今思うと僕の姿勢は間違っていました。

行政書士は経営が安定するまでは、やりたくないこともやるべきです。

無料相談会という集客方法

公民館で無料相談会を開催する

それでもその時は、相続で地域で一番になろうと思っていたので、がむしゃらにやりました。

最初は僕自身には経験も信頼がないので、なにかしらの営業をするしかありませんでした。

開業当時に僕が頻繁にした営業は、街の公民館を借りて、無料の遺言と相続の相談会を開催することでした。

準備段階ではチラシのデモを作る

まず、自分の事務所(自宅兼事務所)から最も近い公民館から、その周辺の公民館かけて、挨拶に行きました。

挨拶に行く前に、僕は新聞広告に入れる用のチラシのデモを作り、会場名のところは空欄にして、チラシを見せて、こういう風な催しで公民館の会議室を借りたい旨を交渉しました。

公民館の施設使用料は自治体によって考え方が違うかもしれません

相談会の主旨が個人事業の販促の為の催しだとしても、それが相談無料のものであれば、市民の利用として貸してもらえます。

例えばそこで相談料をとって相談会をするのは、可能だと思いますが、多分、その場合は営利目的の利用になるので、施設使用料は高額になります。

なので最初は無料相談会をやってみてください。

有料になったら人は集まりませんから、最初は無料でやってみてください。

行政書士の肩書きが役に立つとき

公民館からは基本的にはとても好意的に使用の許可を頂けました。

行政書士が市民に向けて無料の相談会をするというのを否認されることはまずないと思います。

行政書士の肩書きというか、名刺はこういう時にはわりと力を発揮します。

行政書士の資格が持つ信頼度というのは、相当、高いと感じました。

思うようにはいかないのが無料相談会

無料相談会の開催を周知する

場所と日程が決まったら、次は新聞の折込広告です。

広告の代理店には地元の新聞配達店に連絡すればすぐに取り次いでくれます。

あとは電話とメールのやりとりで部数や配布範囲などを決めていけば簡単です。

広告を自作することで、内容が洗練されていく

広告もできればご自身で作る方がいいと思います。

もちろん、費用をかけて外注してもいいですが、簡単なものでいいから、自作してみると広告にてセールするポイントとかがわかるのでオススメします。

1回目の広告配布から2回目までの間に、かなり広告内容をアップデートしましたから、最初からうまくはいかないと思っていてください。

平日にかかわらず予想外の盛況

僕の失敗は、広告を配布する前は、一件か二件でも相談が受けれたらいいなと思ったんですが、いざ、無料相談会の当日、開始前から相談希望者がたくさん集まりすぎて、会場は混乱しました。

これは最悪な船出でした。

待つ時間がないと言ってご立腹で帰った方を抜いても7人も並んでいたので、結局、その日は時間をかけて全て相談を受けました。

営業をしてみてはじめてわかる相続相談の実情

その日は結局、営業どころでもなかったのですが、初回から僕は相談記録をとっていたので、これは自分の勉強にもなりますし、後から電話をもらった時も、わかるので、こういったリストを作っておくのはとても良いです。

2回目以降は広告の内容をアップデートして予約制にしたのですが、今度は、広告配布日に早朝から予約の電話が殺到したりして、これには面食らいました。

相続に関して悩んでいる人は、この小さな町のエリアにも相当数いるなあというのは、営業活動をしてみるとよくわかります。

相談内容の多くが行政書士の範囲外のものばかり

時間帯は午後からの3時間がいい

相談会の開催日は、平日、休日の両方の日程を試してみるといいです。

時間は13時~16時まで。

公民館はおそらく17時ぐらいまで借りても同じ料金なので17時まで予約を入れておきます。

相談が長引いた場合に対応ができます。

相続業務は非常に重い業務だと思っていてください

実際に1件1時間相談を受けたとして、3件を立て続けに相談を受けるともうくたくたになります。

相続相談における、この精神的な疲れは相当のものです。

相続業務は僕が最初思い描いていたものより、はるかに重い業務だと感じています。

無料相談だと言え、間違えたことは説明できないので、一件一件とても神経を使いました。

相続で悩んでいる人は、登記と税務が大半

そして毎回、色んな相談があります。

明らかに紛争の匂いのする相続の相談や、登記や税務など行政書士が扱えない相続の関連の相談も本当に、たくさん来ます。

その都度、相続登記はこちらへ、相続税はこちらへと案内をするだけの時もありました。

毎回、費用は2万円くらいにおさまりました。

無料相談会にかかる費用は新聞折込広告に15,000円ぐらいで、公民館の施設使用料が2,500円ぐらいでした。

広告を配布する範囲と部数を増やせばもう少し費用がかかると思いますが、ピンポイントで配布した方が、いいと思いました。

最初はたくさん相談を受けたいと思いますが、慣れてくると、質の高い相談をしたいと思うからわりと少ないお客さんに集中して深く相談を受けた方がいいと思うようになってくるからです。

ちなみにどのような相談内容でしたでしょうか?

新聞広告は、広範囲に配布したとしても、無料相談なので、2、3分で答えれるような相談を1時間枠で予約してくるような方もいるので、たくさんの人への案内をすることでそういう冷やかしの目に合うリスクも高くなるので、しっかり絞って宣伝するというのも一つです。

こういうリスクを回避する為にも、予約の電話をいただいた時に、ある程度、どんな相談かも聞いてみるというのもいいかもしれません。

相談回数が増えれば増えるほど自信がついてくる

その時に、登記や相続税という言葉が出れば、行政書士はそれらの相談を受けれないからといつもの案内をするだけで終われるので、これは効果的です。

たまに、つらつらと電話口で相談をはじめる方もいますが、それはキッパリ電話では相談は伺えない旨を伝えてください。

無料相談会の回数が増えると、自分にも自信ができるので、相談者にも毅然と答えれるようになってきます。

継続することで効果が出る無料相談会

知識もスキルも上がり、ノウハウもたまる

1回、2回で成果が出ないからやめてしまうのではなく、ずっと続けるとある程度、評判もよんで契約に繋がると思います。

他にも営業方法は色々とあると思いますが、相続業務を始めた行政書士の方にはこの無料相談会を企画運営するというのは非常にいい方法だと思います。

相談をたくさん受けることで、知識もスキルも上がりますし、一つひとつ対応することでノウハウもたまってきます。

自宅開業の方には、公民館を相談会をするのがベスト

また行政書士を開業したばかりの人は自宅開業の方がほとんどなので、相続業務は相談する場所がないと困っている人には、地域の公民館というのが最もいい場所だと思います。

公民館は今はどこでも施設がしっかりしているので、快適に相談を受けれます。

また公民館に別のグループ活動で来ている高齢のご婦人なんかが興味を示してくれて、また後日、相談きいてくださる? みたいなこともあるので、相続業務ととても相性のいい場所なんです。

この営業方法はあらゆる業種に応用できます

僕自身はその後、色々と家族の介護のことなどで生活の変化があったので、行政書士の仕事を廃業してしまったんですが、相続業務とこの営業での経験はとても上手くいったので、自信を持ってオススメできます。

行政書士を開業したばかりで相続業務を専門に選んだんだけど、どうやって集客したらいいかわからないという方は、公民館での無料相談会がオススメです。

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