スターバックスでアルバイトをしていた頃の思い出

目次

スタバのアルバイトは、モジュールから

スタバのアルバイト経験を語る

スターバックスでのアルバイトは時給のわりに要求されるものは大きいです。

仕事内容は覚えることが多く、体力的、精神的にも負担が大きく、キツイと思われる部分があります。

しかし、それ以上にスタバ好きの僕にはスタバでアルバイトすることでのベネフィットは大きかったと言えます。

今回はできるだけ細かく、スタバのアルバイト経験を語ってみたいと思います。

モジュールは一対一での講習

スタバに入店すると、まずはモジュールという座学が中心の研修があります。

これは先輩の正社員の方、SSV=Shift Supervisor(シフトスーパーバイザー=時間帯責任者)の方、パートナーの方から、一対一での講習を受けます。

スタバのシステムに入店時研修のカリキュラムがあり、それを順番に1ブロックずつ、1時間ずつと少しずつ進めていきます。

研修期間はしっかり教えてもらえる

店内の空いている席に、先輩の方と対面か横並びに座って、タブレット端末を持って、スタバで働く際に必要な知識を学びます。

これは楽しい時間です。

毎回、付いて教えてくれるスタッフが変わるので、人見知りするような人は最初は面食らうかもしれませんが、対面の講習を経て、コミュニケーションをとって仲良くなれるので、これはスタバのいい習わしだと思います。

カウンターでドリンクを作ることもある

モジュールのスケジュールは、だいたい1回の勤務の中で、最大で2時間ぐらいまで入ります。

たとえば4時間勤務の場合は、2時間はカウンターでの研修があり、残りの2時間をモジュールに充てるという風な感じです。

入店したばかりの頃は、2時間勤務で、モジュールだけのこともあります。

次のモジュールまで日にちが開く場合が多い

スタバのアルバイトは思ったよりシフトに入りにくいので、希望した時間どおりはなかなか入りません。

店舗にもよりますが、モジュールは基本的には平日のシフトです。

土日はカウンターに入って、店舗の忙しさを体験することになります。

忙殺という言葉がふさわしいです。

そういうことなので、スタバのバイトに慣れるまでは、モジュールの時間がとても嬉しいのです。

ドリンクのレシピの多さとカスタマイズの複雑さ

スタバのアルバイトはとにかく忙しい

モジュールで味わう、楽しいぬるま湯の時間の後で、カウンターに入って、実際に仕事を覚えていくのですが、これは本当に大変です。

僕自身のキャリアの中では、吉野家や神保町の喫茶店など忙しい飲食店で働いたことがあるので、仕事自体はついていけるだろうと思っていましたが、とにかく覚えることが多いなと思いました。

先輩のパートナーさんのスキルの高さに圧倒される

当時の僕の年齢は43歳と自分でもまだまだ衰えていないとは思っていましたが、覚えるのと、慣れるのに時間がかかったような気がしています。

というか、周りのスキルの高さに圧倒されて、わりと早めに意気消沈するというのは、スタババイトのあるあるですから、そこで踏ん張れば、続けていけるようになれます。

カスタマイズに対応できるまで時間がかかりました

では、なにが大変なのかを僕なりの感覚で説明していきます。

まず、僕が大変だと思ったのは、注文の際のお客さんから伝えられるカスマイズと、それをレジに打ち込む時のキーのいろいろな違いと、有料と無料のカスタマイズの種類の多さに、加えて後ろに立つ先輩パートナーさんの圧力。

もちろん、そこの実践に入る前に、座学のモジュールで一通りは学んでいるはずですが、いざ実際にお客さんと向き合うと瞬時には対応できず、苦い思いをしました。

増量と追加と変更とそれぞれで値段が違う。

例えば、カスタマイズのシロップついても、増量、追加、変更といくつかあって、増量は無料なんですが、追加シロップは有料、変更は無料という風に教えていただくんですが、最初はこの追加シロップと変更とが理解できず困りました。

増量はなんとなくわかります。

チョコチップ、ホイップクリームの追加が有料で、増量は無料というのはすんなり理解できるのですが、シロップは最初の頃は鬼門でした。

だから最初は注文時にお客さんがカスマイズを言い始めると、顔色が変わり、それはそれで、他のパートナーさんから「顔が怖い」と言われたりして、大変でした。

レシピが飛んでしまうとおわる

もう一つが、ドリンクのレシピを覚えることです。

キャラメルマキアートからカフェモカ、ホワイトモカ、ダークモカチップフラペチーノと様々なドリンクを作れるようにならないといけません。

もちろん、それはスタバ好きの僕にとっては楽しい挑戦だったので、レジでのカスタマイズを覚えるほど苦戦はしませんでした。

が、これも最初の朝の2人で店を回しているときなどは、レシピが飛んでしまうと作業が止まってしまい、お客さんからお叱りを受けることが多かったです。

居残りでレシピの勉強をしていました

ドリンクのレシピはスタバのショップの研修用タブレットの中に全て入っているんですが、それは門外不出なので、プリントアウトすることもできず、モジュールの後とか退勤後にコツコツとメモ帳に書き写しました。

これは大変でしたが、仕事が終わってから、スタバの店内でレシピを書き写しているのは、それほど苦にはならず、仕事終わりのドリンクを飲みながら、せっせとレシピの勉強をしていました。

この辺はなんとなくスタバの独特のもので、時間給もつかないのに、けっこう長い時間、残ってレシピの勉強をしていました。

これはスタバの懐の深さ

実際に1人立ちしてドリンクを作れるようになるまでは、やはり数ヶ月かかります。

後でも書きますが、シフトも毎日希望通り入れるわけでもないので、けっこう覚えたと思ったら、5日間仕事がないとかもけっこうあって、他のバイトのように慣れるのにも時間がかかります。

しかし、ドリンクを作るのもしっかり指導してくれるので、出勤の回数を増すごとに上達していきます。

とにかく練習用にたくさんドリンクを作ることができるので、その辺はスタバの懐は深いなと思います。

スターバックスラテとカプチーノとキャラメルマキアートをたくさん練習しました。

仕事終わりに、飲めるドリンクも自分で作って、色んなものを作ってみたりもしました。

この辺はスタバのアルバイトの醍醐味ですね。

スタバのアルバイトの勤務シフトについて

なかなか希望通りにならないシフト

アルバイトの面接の時には、勤務の希望時間は伝えますが、なかなか希望通りにはシフトは組まれることはありません。

たとえば平日の日中を毎日、希望したとしても、2日しか入らなかったり、その2日も短い時間だったりして、たくさん仕事を入れたい人は、他の時間帯も勤務可能の範囲を広げていかないと仕事を入れてもらえないということがあります。

そうして、仕事を入れたいから、勤務可能の範囲を広げてシフトの希望(週4ぐらいで)を出すと、平日昼間は1回で、あとはクローズ2回と日曜の夕方となんとも言えないシフトが組まれてしまうのです。

僕のスタンスは本業のかたわらスタバ店員をやっている

僕自身の話をします。

僕は当時、行政書士をしていて、まだ駆け出しで本業で仕事がなかったので、平日の週3ぐらいでアルバイトをしたいと思って、たまたまスタバで働くのは面白そうと思って、面接に行ったら採用されたので、いい経験だと思ってし働いていました。

なので、仕事もそれほどたくさん入りたいわけでもないですが、週3、4日はバイトをしていても支障がないので、特に平日の日中で希望を出していたのですが、なかなかシフトに入れないので、夜も入れるから、もう少し入れてくれという風にストアマネージャーにお願いしました。

需要が最も多いのはクローズ(閉店作業のある勤務)です

そういう風にたくさん仕事に入りたい人なら、やっぱり勤務可能な範囲を最大で書いておくとけっこう入れてくれるということなので、僕もなるべく休みたい日以外は、どこでも入れる感じでシフトを出します。

結果的には、勤務時間は増えるのですが、やはりその場合は、クローズ(閉店作業のある勤務)が多めになります。

多分、スタバの店員を本業一本でやっていくなら、体力的にも厳しいけど、調節してなんとかできそうですが、他に仕事をやっていて、空いた時間でとなると、スタバのこの不規則なシフトはけっこうキツイのではないかと思います。

シフトが思いどおりにならないのが辞めるきっかけでもある

夜8時からのクローズがあったり、夕方4時からのクローズがあったりと、けっこう変動幅があって、なかなか生活のリズムが作れないというのがあり、最終的には、このシフトの不規則性に本業の活動予定が立てられないというような理由で、スタバのアルバイトを辞めることになるのです。

クローズを終えると家に帰るのは夜中の1時で、そこからなんだかんだで、寝るのが3時とか4時になり、翌日、自分の本業をやろうと思ってもなかなか活動ができないという風なことが、疲労として蓄積されていき、好きで始めたスタバのアルバイトでしたが、半年で退職しました。

在籍だけでもしておけば良かったと思うけど

僕がスタバを続けれらなかった理由はほぼシフトに自らの意向がなかなかマッチングしないというところでした。

出勤の回数が少なくてもいいというなら、クローズのシフトを断って、希望の平日と休日の日中だけということも可能でしたが、僕は自分なりに本業と副業の生活を設計したいと思っていたので、どうしても週3回は入りたいというのはありました。

スタバの業務連絡はLakeel Messengerを使用しています

もう一つ、スタバのアルバイトのシフトで僕が嫌だったのは、勤務の交代のお願いなどがひっきりなしに連絡が来るということです。

なんとなくというか、スタバのアルバイトのルールで、自分のシフトで急遽休みたい時は、自分で交代する人を探さないといけないというのがあり、その連絡が毎日のようにスマホに届くのです。

スタバの業務連絡は、Lakeel Messengerという企業向けのメッセージアプリを使って、連絡をとって、自らの勤務シフトもそれで確認ができて、非常に便利なんですが、これに休みの日でも通知が来るので、けっこうこれはしんどいなと思ったのも本当です。

スタバのアルバイトでの福利厚生(ベネフィット)について

好きなスタバで働けるということ

シフトの件では、ネガティブな部分を書きましたが、基本的に僕はスタバのアルバイトが好きでした。

特にカウンターに入って、同僚のパートナーさんに仕事を教えてもらいながら、フラペチーノを全種類作れるようになったときは、達成感もありました。

日曜日の昼時にドリンクに入って、延々とドリンクを作っている時は、目がまわる思いですが、すごく集中している自分にとても満足感を得ることができました。

フラペチーノルーティンという言葉を知る

フラペチーノルーティンという作業手順通り作るように何度も叱られていましたが、手順通り作ると作業の効率が上がったのを覚えています。

そういう経験を積めたこと自体がスタバで働いていることに対するベネフィットだと今では感じています。

キャリアとしての特典にもなる

それに僕のキャリアの中で、今でもスタバでのアルバイトが一番食いつきがよくて、今でも僕は職場で誰かに紹介される時に、元スタバ店員で、コーヒー淹れるの上手な人というカタチで語られたりして、スタバでアルバイトしていた既成事実だけで、何杯もご飯をおかわりしていると言っても過言ではありません。

好きなドリンクが3回、飲めること

実際に手にとれるベネフィットは、やはり好きなドリンクが入店前、休憩中、退店後に飲めるというのが、スタバのアルバイトの魅力ではないでしょうか。

入店したばかりの頃は、ドリンクを覚えるために色々なフラペチーノを飲みなさいと先輩のパートナーさんに言われてせっせと飲んでいましたが、いくら好きだからとフラペチーノを毎日、飲むと当然のごとく太ります。

大学生のパートナーさんは、仕事始めの数時間前に来て、店内で勉強しながら自分のシフトの時間までドリンクを飲みながら待っていたりもしていました。

試飲用の小さいマグで、飲むコーヒーが美味しい

僕自身は15分ぐらい前に、始業タイムをチェックするので、そこから飲んでいる時間もないから、入店前のドリンクは利用したことはないです。

それにその日のコーヒー豆を確認するためにも、試飲用の小さいマグで、ドリップを一杯飲むことができたので、それで十分でした。

というか、僕は始業前のその試飲用のマグで飲むドリップがとても好きでした。

TOKYOロースト、ハウスブレンドなんかが僕の好きな豆です。

勤務日以外でもスタバ利用は30%オフです

休憩は働く時間によって、15分、30分、45分とありますが、僕はだいたい長くて30分でした。

30分の休憩にドリンクとフードを注文して食べることが多かったです。

ドリンクは無料ですが、フードは30%引きで買います。

仕事のない日に、スタバを利用する日にも社員価格の30%引きになります。

パートナーIDを持っていれば、全国どこのスタバでもパートナー割は使えるので、すごく良いですよ。

アイスコーヒーをマイボトルに詰めてもらう

僕が最も重宝したのは、退店後のドリンクです。

退店後はだいたいアイスコーヒーをマイボトルに詰めてもらっていました。

特にクローズの時は、アイスコーヒーは捨てることもあり、氷なしで並々に詰めてもらえることがあり、この上なく幸せを感じたのを覚えています。

スタバのアルバイトをやむを得ず辞めることになった時に、このベネフィットを手放すことをとても残念に思いました。

スタバのアルバイトの人間関係について

店舗にもよるけど、基本的にはあっさりしている

僕がアルバイトをしたスタバは僕の住む地域で最も古い店舗ですが、あまり古い主のようなパートナーさんもいなくて、とても風通しのいい職場でした。

正社員とSSV(時間帯管責任者)は人事移動もあるので、店内の雰囲気が固定されないというか、数ヶ月の間で、数人のパートナーさんが辞めたりと、わりと流動的な環境だったと思います。

あとはとにかく在籍しているパートナーさんが多いので、学生さんとかは数回しか会ったことのない人とかもいます。

スタバの男性パートナーさんはほぼ全員、いい奴という説

その中でもやはり中心は主婦の方と、独身のまだ社会人になったばかりの社員さん、SSVの方が店の中では戦力です。

そして入店して思ったのですが、男性のパートナーさんもけっこう多いです。

そして、僕が男性の立場で答えると、スタバで働いている男性パートナーさんはほぼ全員、いい奴です。

もちろん、深い付き合いはしたことがないけど、あの職場で上手く立ち振る舞うこともあるからかもしれませんが、皆、入ったばかりの僕に親切にしてくれて、困っているときもすぐに助けてくれました。

そういう意味では、最後まで友情を築いたのは、男性パートナーの数人でした。

スタバのお姉さんは綺麗な人が多いけど

女性のパートナーさんはなんとなく女性同士でわちゃわちゃしていて、休憩中には仲良く話もしますが、僕自身は自分が43歳のおじさんのパートナーだったので、変な気を起こさないようにとても気をつけていました。

やはりスタバのお姉さんは綺麗な人が多いから、働き始めた時は淡い期待もしましたが、残念ながらなにもないです。

がんばって仕事を覚えてください

辞めてからもサードプレイスになる

あとはお客さんとのコミュニケーションもけっこう楽しくて、僕は常連のお客さん(おじさん)ととても親しくなり、スタバを辞めた後も、そのお店でお茶したりしていました。

僕自身はスタバを辞めたのは、職場での関係悪化とかで辞めたのではなく、色々な家族の理由や本業でのことで、続けていられなくなったというようなものだったので、仕事を辞めてからも、今でもそのスタバを利用することができています。

カウンターの中もパートナーさんも一緒に働いていた人が今でもいるので、僕にとってはとてもいいサードプレイスになっています。

スタバのアルバイトに、ぜひ挑戦してみてください

僕自身はスタバでのアルバイトはもしチャンスがあるなら、やるべきだと思っています。

とくに自分自身の人生がまだそれほど確定していない若い人であれば、スタバの仕事をやっておくというのは、先々の人生でもかなりのアドバンテージになります。

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