会計年度任用職員として働いて2年が経ちました
会計年度任用職員という雇用形態
会計年度任用職員として働いて、2年が経ちました。
先日、来年度の更新の面接を受けてきたので、問題がなければ、そのまま3年目のシーズンを迎えることになります。
会計年度任用職員とは公務員の正規職員ではないほぼフルタイムの職員のことを言います。
「会計さん」とか「会計年度さん」とか呼ばれています
市の人材評価制度の実施マニュアルなんかを見ると、会計年度任用職員についての正確な定義などが書いてありますが、会計年度任用職員とは、ざっくりというと公務員の正規職員じゃない職員のことをいいます。
一般企業でいうフルタイムのアルバイト、毎日来るパートさんなど色んな呼び方をされるような人を、公務員では「会計さん」とか「会計年度さん」とか呼ばれています。
会計年度任用職員は副業はしてもよい
そういうことなので、やはり賃金は時間給です。
春休み、夏休み、冬休み、ゴールデンウィークなどは勤務日数が減るので、自動的に賃金も減ります。
そしてもう一つ、公務員の正規職員との違いは、会計年度任用職員は、副業はしてもよいという規定もあります。
副業をする際は、人事に届出をする必要はあります。
偶然というか、なりゆきで、今の仕事に辿りついた
勤務可能な時間を優先的に仕事を探していた結果です
会計年度任用職員として働くことについて、人それぞれ動機があると思います。
僕自身の場合は、両親の介護をするために、自らの理想の勤務時間を探していて、現在の学校給食調理員に辿りついたのですが、辿りついた現在のポジションがたまたま会計年度任用職員だったということで、自ら志願して、そこに落ち着いたわけでもないです。
小学校で働くことで、春、夏、冬の長期休みがある(僕としてはメリット)
とにかく僕はハローワークで勤務時間を優先的に職探しをしました。
両親をデイサービスに通わせたいので、平日勤務で、8時から16時ぐらいまでという時間帯で働ける職場を探して、さらに学校給食調理員ということで、夏休み、冬休み、春休みがあるということで、なんとなく介護疲れもその長期休暇を挟むことで乗り切れるのではないか、と考えました。
今でも春、夏、冬の長期休暇が僕のこの会計年度任用職員という雇用形態にこだわる大きな動機になっています。
以下の記事で、僕が現在の仕事に就くまでの色々を書いています。

学校や市の施設だけでなく役所の中でも働きたい人もいる
もちろん、会計年度任用職員という雇用形態だけでなく、業種というか、職種はたくさんあるので、学校や市の施設だけでなく役所の中で働きたい人も多いかもしれません。
僕のように給食調理員という人は、基本的には調理員としての経験ある人や、調理免許の持ったその道の専門の人が腕を頼りに働くと思います。
僕の場合は、勤務時間とその他の待遇だけで、選択して、たまたまその仕事が僕に合っていたというだけです。
調理師免許も持っていませんし、調理経験も家での炊事のみで、前職は行政書士をしていました。
以下は、行政書士時代の記事で最も読まれているものです。

短期での雇用契約から、会計年度任用職員になるパターン
もう少し詳しく話すと僕の場合は、はじまりは産休をとる正規職員の方の代理の短期契約で働き始めました。
しかし、契約が切れる頃になると、僕自身の働きぶりなどを総合的に評価をしていただき、給食業界も人手不足ということもあり、新たに会計年度任用職員として契約する意思がないかという、やりとりを経て、現在に至ります。
雇用形態にこだわりすぎないというのも大事です
なんの仕事でもそうですが、最初はなんでもいいので、その会社なり組織に入り込むことが大事だというのは、僕自身の長いアルバイト経験から言えることです。
ありがたことにこれまでも僕の働きぶりを見て、正社員にならないかという声がけは本当にたくさんの職場でかけていただきました。
もちろん、その全てを僕は断り続けて、今のようなあまりよくわからない身分で、調理員やったり、ブログ書いたりしています。
が、40歳を過ぎるとそんなこともないので、早いうちにいい職場に落ち着くのもやっぱり大事だと思います。
僕自身のキャリアについても以下の記事で読めます。

待遇がいいかどうかは、働く人のマインドが決める
待遇はそれぞれの受け止め方しだいです
会計年度任用職員の待遇はいいのかというと、僕自身にとってはいいとしか言いようがありません。
おそらく待遇はそれぞれの受け止め方ではないかと思うのです。
というのは、なんと言っても正規職員との賃金の差は歴然なのに、勤務時間の間はできることはなんでもやらされます。
それで、働いた時間の賃金しか出ない。
僕が会計年度任用職員として働くことをおすすめする人の属性のようなもの
配偶者や子供のいる人はおそらく会計年度任用職員でやっていくのは難しいのではないでしょうか。
特にご自身が家計の大黒柱になるだろう人はやはりどこかで正社員になることをおすすめします。
僕が会計年度任用職員をおすすめするのは、僕のような独身の人間、また何か副業を持っている人、あるいはそれが本業でもそれ自体で食べていけない人、そして介護や育児に時間をとられる人。
人生に仕事は大切です
そういう会計年度任用職員をすれば、それが生活の基盤になることで、もう一つの自分のなすべきことをやる時間もしっかりとれるので、その両輪で人生が好転するのではないでしょうか。
少なくとも僕はずっと行政書士の仕事がうまくいくことなくて、更に両親の介護が急にはじまり、生活というものを一度、全て失ってからの立て直しだったので、現在の仕事には本当に感謝しています。
それぐらい大切に自らの食いぶちを語る自分自身にも驚いていますが、本当に人生には仕事は大切です。
夏と冬の2回の賞与の実際の金額について
最後にもう一つ、待遇で、言い忘れたのが、会計年度任用職員にも賞与が夏と冬の2回あります。
これは時給で働いている人間にとっては嬉しいボーナスです。
参考までに、実際の差引支給額を書いておくと、6月が113,839円で、12月が118,427円です。
これを少ないという人は、やはり就職してもっと大きな数字を目指すべきでしょう。
大事なのは金額の大小ではないことがわかります
最後に、僕の意見を述べておくと、やはり会計年度任用職員だけの自分の人生ではやっぱりもったいないということです。
この雇用形態で維持できる最大のものは時間です。
僕自身は時間が最大の価値だと思っております。
そして人生の時間はこの先、どんどん目減りしていきます。
お金がないからは言い訳です。
しっかり生活を設計して、自分自身を大切にすることで、何が人生にとって大事なのかは自ずと見えてくると思います。
その時点で、何か自分にできることを一つずつやっていけば、大事なのは金額の大小ではないことがわかります。
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